予防治療
予防治療とは
予防治療とは、むし歯や歯周病になってから治療をするのではなく、これらの病気を未然に防ぐための取り組みのことを言います。
歯は一度削ってしまうと完全に元の状態に戻すことはできません。さらに神経を取ると歯そのものが弱くなってしまいます。
予防を続けていればむし歯や歯周病の悪化を食い止め、歯を失ってしまう可能性を減らせます。老後の生活は、どれだけ自分の歯が残っているかで元気に過ごせるかどうかが変わってきます。
まずは、予防はできればするものではなく、「予防治療は必要なもの」という認識を持っていただければと思います。
むし歯や歯周病になってしまうと…
予防を続けていくのは面倒でお金も時間もかかるというイメージをお持ちの方もいらっしゃるかと思いますが、実際にはむし歯や歯周病になった時の治療費の方がずっと高額になることがわかっています。また、病気が悪化すると痛い思いをして、何度も通院して、食べたいものも食べられないという状況に陥ってしまいます。
初期であれば痛みもなく治療できますので、普段から検診を受けて早期発見できるようにしておくことが重要です。
歯が失われていく仕組み
歯は、むし歯や歯周病が一気に進行していきなり失われてしまうことばかりではありません。
ほんの少しのむし歯でも、削ってプラスチック素材(レジン)を詰めると、どうしてもそこからむし歯になることが多く、次はもう少し大きな穴を削る必要が出てきます。これを繰り返していくと、次は神経を取る、次はもっと大きく削って被せ物をする…と繰り返すことになり、最終的に歯を失うことになるのです。
そういう意味では「最初の一歩目の治療」をいかに行わないで済むようにするかが歯を失わない上で大事なのです。
ひで歯科クリニックの予防治療
ひで歯科クリニックには、毎月50人以上の方が予防目的でご来院されており、治療で来られた方も、その後メンテナンスを続けている方がたくさんいらっしゃいます。
まだ予防治療を始めていない方は、ぜひお気軽にご来院ください。
予防治療で行うこと
- むし歯チェック
- 歯周病チェック
- 咬み合わせチェック
- スケーリング(歯石取り)
- クリーニング(歯の表面の研磨)
- ブラッシング指導
- その他、異常がないかどうかの確認と必要な処置
なお、予防でご来院いただくとお口の中がスッキリするため、「毎日来たい」「ここに来るのが楽しみ」と仰る患者さんもいらっしゃいます。歯医者さんは痛い治療をされるところではなく、お口の中をきれいに保つために気軽に行けるところであると思っていただけると嬉しいです。
歯磨きをしておけば大丈夫!?
私はちゃんと歯磨きをしているので大丈夫!…そう思っている方はいませんか。
たしかに歯磨きはとても重要ですが、実際は磨いているつもりでも磨けていない方はたくさんおり、ある調査では「自分の歯磨きに自信があると答えた方の約8割は磨き残しが多い」ということがわかっています。
きちんと歯磨きは続けていき、さらに3ヶ月に1回はひで歯科クリニックでお口の中をお掃除しましょう。