歯科衛生士のマウスピース矯正iGO(アイゴー)⑧
2019.01.16更新
8日目
今日は、歯科衛生士の視点から書いてみようと思います。
私達、歯科衛生士は日頃から、虫歯予防、歯周病予防等、“予防”を意識しながら患者さんのお口の中に携わっています。
なので、ワイヤー矯正に比べて虫歯、歯周病のリスクは低いと言われているマウスピース矯正ですが、やはりいつも以上の予防ケアは必要だと思います。
そこで、“細菌”をターゲットに決めて、歯磨剤、洗口液を選んで使ってみることにしました。
突然ですが、お口の中にはどの位の種類の細菌がいると思いますか?
ざっと300〜400種類と言われているそうです。
「そんなに!?」こう思ったのは、私だけじゃないでしょう!
健康なお口の中であればもちろん、悪さをしない常在菌の方が多いわけですが、虫歯や歯周病を進行させる菌は見過ごせないですね。
では、細菌はどのような形でお口の中に存在しているのでしょう。
1.バイオフィルム(歯面にくっついた細菌の塊で、膜のバリアを張った状態、排水口のヌメリみたいな状態と言うと分かりやすいでしょうか…)
2.浮遊性細菌(歯にくっついてない細菌)
こんな感じで存在します。
バイオフィルムに浸透し、殺菌してくれる薬用成分は、IPMP(イソプロピルメチルフェノール)です。
繰り返し使う事で、ジワジワとバイオフィルムを剥がしていきます。
この薬用成分は、歯磨剤として使っています。
浮遊性細菌に有効なのは、CPC(塩化セチルピリジニウム)
洗口液として、取り入れてました。
この2つの成分に共通する事は、“安全性の高さ”です。
CPCはガムや飴にも配合される程の成分です。
CPCと同じく浮遊性細菌に有効な、CHX(クロルヘキシジン)は、日本国内では効果の薄い、低い濃度でしか使用を禁止されています。(安全性が低いとゆう事でしょう。)着色もしやすいと言われています。
毎日使うものですから、体に害のないものを選択したいですよね。
今使っている歯磨剤や、洗口液の裏の成分表を見てみて下さいね!
歯磨剤や、洗口液などを購入する際に、「歯を白くする!」等の謳い文句だけじゃなく、裏の成分表で選択されると、よりご自分に合った物を購入できるのではないでしょうか!
他の有効な薬用成分については、またブログにしたいとおもいます。
ところで、まだ家族は、私が矯正していることに気付いてくれません。
そろそろカミングアウトしたい衝動に駆られています。(笑)
iGOについて詳しく知りたい方は、ひで歯科までご連絡下さい!!
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