先ほどのYahooニュースにまたもや載っていた読売新聞の記事
<歯科医の機器「使い回し」対策進まず>
歯を削る機器(ハンドピース)は患者の唾液や血液に触れるにも関わらず患者ごとに滅菌されていないという記事です。
(読売新聞より引用)
歯科医師会の調査では「患者ごとに交換・滅菌している」のは約半数の52%の歯科医院だけという結果に・・。
なぜ、こんなにも感染対策がなされないのか?
歯科医師の知識不足?危機感不足?
この問題には歯科医院の経営状況が関わっています。
実はハンドピースの滅菌設備導入には300万円以上かかります。
これが歯科医院でのハンドピース滅菌がなかなか進まない要因だと・・。
ある程度経営が安定していないと投資ができないとの見方です。
滅菌がされている医院なのかどうかを見極める指標も紹介されていました。
「歯科外来診療環境体制(外来環)加算」というのが算定されている医院であること。
簡単に言うと厚労省の定める感染対策基準を満たしている歯科医院だけに認められた点数加算です。
これが唯一の公的な情報ですが、外来環算定している医院が100%信頼できるかは疑問だそうです。
外来環算定医院の待合室には掲示されているので探してみてください。
もちろん、ひで歯科クリニックは開業時から患者さんごとにハンドピースは滅菌しています
厚労省からの外来環の認定も受けています
私たち世代で新規で開業した先生方はだいたい外来環算定していると思いますよ
歯科大でそういう教育を受けてきた世代ですから