口腔がんセルフチェックリスト
2019.02.27更新
タレントの堀ちえみさんの口腔がんステージ4にはみなさん衝撃を受けたと思います。
口腔がんは稀な病気なのでしょうか?発見は難しいのでしょうか?
まずは「セルフチェックリスト」であなたのお口の中をチェックしてみてください。
「口腔がんの診断は難しい」---25年以上の専門医でも視診だけでの口腔粘膜疾患との違いを診断するのは困難だそうです。
今回のニュースを見て「かかりつけの歯科医師・医師が見落としていた」と憤りを感じた方も多いかと思いますが、
前述のように、かかりつけの歯科医師・医師での診断はとても難しいのが実状です。
すなわち、我々一般開業医に求められるのは「これはおかしい。普通の正常粘膜ではない」部分を見つけて専門医へ紹介することです。
上記のセルフチェックリストなどで患者さん自らも口腔内の異変に敏感になってもらうことも早期発見につながります。
是非、ご活用ください。気になる点がありましたら、お近くの歯科医院へご相談ください。
当院でも、今までに「とりあえず、専門医へ紹介しますね。」で 、数件口腔がんが見つかりました。
その方達は口腔がん治療後、今でも当院にメンテナンスで通ってくれています。
そのうちのある方は「ひで歯科でがんを見つけてもらって、専門医へ送ってもらったよ」と周りに話していましたが、
私は「がん」と思って専門医へ送ったわけではありません。
「なんか変で、私にはわからない」ので送っただけです。
私たちが突然「専門医へ紹介しますね。」というと、だいたいの患者さんは不安になると思います。
しかし、そういった事が早期発見につながるのだと思います。
<出典元:開業医だから発見できる口腔がん クインテッセンス出版>
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