先月、訪問診療チームでうるま市にあります「つがやす歯科こども歯科」さんへ見学に行ってきました
メイン目的は訪問診療の見学でしたが、院内も見学させていただきました
主に院内診療を担当しているのは院長の康本先生です。
小児診療と障害児診療に配慮された機能的かつワクワクする小児診療エリアとプライバシーに配慮された成人診療エリアがゾーン分けされた医院設計はとても勉強になりました。
実は院長の康本先生は歯科医院院長向けの経営塾を主宰する歯科界の有名人。日本の今後の歯科医療の方向性と医院ビジョンから考えられた医院設計はさすがの一言です。
さて、今回の見学メイン目的の訪問診療では、以前セミナーでお世話になった牧野先生に同行しての見学です。
牧野先生は北海道の帯広や札幌で長年訪問診療に携わってきた訪問診療のスペシャリスト。当院の訪問歯科衛生士のTさんと過去に帯広で一緒に訪問診療をしていたという繋がりがあります。そのおかげで今回の見学の運びとなりました
訪問診療見学では沖縄市にある老人保健施設への訪問診療に同行させていただきました。当院は今まで老健への訪問診療の経験はなく、どのような感じか興味深々でした。特養とはまた違う雰囲気で入所者も特養に比べると元気な方々が多いです。
老健や特養や有料老人ホーム等の大型介護施設での口腔衛生管理はスケジュールやスタッフの確保が大変です
牧野先生の訪問チームでは医院の訪問スタッフだけでなく外部のスタッフともうまく連携することで人員確保しているとのことでした。
なるほど、勉強になります
夜の懇親会では康本先生と牧野先生とざっくばらんにいろんなお話を聞かせていただきました。
つがやす歯科こども歯科は60歳前後の超ベテラン先生の康本先生・牧野先生2人が昨年うるま市に建てた医院です。そんなベテラン先生2人は今さら沖縄で儲けたいなど微塵にも思っていなく、本当に沖縄の歯科医療を日々考えて活動してくれています。
話の内容が県内全域を見渡す視野にはびっくりです
うちの医院が〜とか名護では〜とかそんな視野じゃないんですよ。
「この市町村はこのままだと歯科医療が崩壊するぞ!」
「北部と中部は連携しないと広いエリアをカバーできない」
「ここのエリアは訪問歯科の空白地域だよ」
などなど、話が壮大でカッコ良すぎなんですよ
私のような若造には先生達のようにあらゆる人達を巻き込んで地域を変えるような影響力はありませんが、地元沖縄の歯科医師として頑張らないといけないと感じました。
先生達の「公益」の考えに私も少しばかりか影響を受けた日でした。
これからもご指導のほどよろしくお願いします